四方森ブログ

このサイトでは、「森の健康診断」活動での様々な情報を配信します。
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思わぬところで「森の健康診断」披露(1)

 10月11日から13日まで長野県の上松町で行われた「第2回森の名手・名人フォーラム〜木の匠から森の文化を学ぶ」(NPO法人共存の森ネットワーク主催)に参加してきました。これまで7回行われてきた「森の聞き書き甲子園」に関わった高校生OBや名人たち、一般参加者など80名を越える人が全国から集まりました。
 「木のいのち・木のこころ」と題した基調講演、名手・名人の記録映画とパネルディスカッション、赤沢休養林見学、手入れの行き届いたヒノキ人工林の見学など盛りだくさんの内容の3日間でした。
 その2日目の午前から午後にかけては、国有林の赤沢自然休養林の見学。通常は入ることの出来ない「学術探求コース=奥千本・千本立天然林」に入りました。300年超の天然ヒノキやサワラの林に圧倒されると同時に、ある場所では下層に育つ陰樹のアスナロがいずれはヒノキを制圧するのではと危惧されているとの問題点も聞ききました。
 僕の班のガイドは木曽森林管理署の署長さん、その説明に聞き入りながらの見学。千本立のちょっと空の開けた明るいところへ来て立ち止まり、「ここでは300年のヒノキが立ち枯れています。なぜでしょう?」樹高30数m、胸高直径50〜70cmのヒノキの大木が林立する「千本立」。箒のように上方に枝を広げて枯れた300年生のヒノキ
 「混みすぎなんですかね。」と答えると「当たり!」と署長さん。
 「ちょっと試してみましょうか?」と背中に隠していた4mの釣り竿を取り出し、目一杯両手を伸ばし半径5.65mを作りグルッと回す。6本。樹高30数m。頭に巻いていた「密度管理手ぬぐい」を広げ、グラフの見方を説明、「ここでは4本ぐらいにしないといけないんでしょうかねえ。」
すると署長さんを含め皆さん「う〜ん、なるほどねえ!」と納得顔。
 写真で分かるようにここでは枯れたヒノキは、みな枝を上に向けている。横へ伸ばせないのでやむなく上方へという感じ。やはり混みすぎなんだ。立ち枯れが出来て下層木が繁茂した林
「300年以上生きてきたのに何故今?」という疑問は残る。後で見た説明板には「環境的か人為的か、原因は未解明である」と書いてあります。単純には解釈できないんだと、これまた納得。立ち枯れで空が開き、下層植生は他の場所に比べて一層豊かになっているのは確かだけど。
 思わぬところでの混み具合診断、これがキッカケで夕食時の特別紹介に繋がっていきました。そしてさらに嬉しい出会いと驚きに!それは第2部で。
森紀行 | permalink | comments(0) | -

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