四方森ブログ

このサイトでは、「森の健康診断」活動での様々な情報を配信します。
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三重高校 森の健康診断(2019.10.30)

 10月30日(水)昨年に引き続き、三重県大台町大杉谷にて三重高校のの皆さんと「森の健康診断」を行ってきました。出前隊からは西川、鬼頭、吉田、飼沼、藤井、中根、筏井、恵比根の8名が出張し担当。調査する場所は大杉谷で林業を営んでいらっしゃる細渕さんの宮川ダム前の森林です。 

 

 朝の10時に細渕さんのお家の前に集合し、調査地を細渕さんにご案内いただきました。下見を行い、生徒さんたちが来る大杉谷自然学校で待機。バスにて43名の生徒さん(+教員3名)が大杉谷自然学校に到着。自然学校で用意していただいたカレーやあまごの塩焼きを各班で一緒に食べながら、自己紹介をして和みます。


 そして午後に生徒さんたちはバスで現地に移動し、あらためて合流し一緒に「森の健康診断」のスタートです。前日は1日雨模様でしたが、当日は晴天に恵まれ、気持ちの良い空気を吸いながら各班が各調査地に移動します。現場は5か所に別れ、間伐を進めてきた60〜70年生のスギや間伐はまだされていない20年生のスギでいろいろです。


 各班の現場は若干急な斜面でしたが、足元に注意しながら、まずは現場の森で目をつぶって森を感じてもらいました。日頃では味わえないまさに「自然」を感じてもらえたと思います。そのあとは定番の植生の調査や植林の直径、本数そして中心木の樹高を目測で行い、簡単な道具で「森の健康診断」が行えることを実感してもらいました。


 2時間あまりの調査でしたが、ひととおりを終えバスのところに戻ってきてデータ整理。データからは「混み過ぎている(=間伐必要)」の答えが引き出されました。その結果を見て林業の細渕さんはご納得。「そろそろ間伐の時期だと考えていた」のコメント。簡単な道具と測定で森の状態を把握できることを生徒さんと細渕さんで合点の場面があり、我々出前隊もホッとする瞬間でした。

 

 あらためて大杉谷自然学校へ戻ってまとめを行う前に、今いる目の前の山を見ながら、細渕さんから子供の頃の冬に汗をかきながら植林した様子をお話しいただきました。

 自然学校に戻って、各班のデータ共有と各班から生徒さんたちの感想。人工林の手入れが必要であることや日常では感じられなかった体験を語っていただきました。


 また細渕さんからも大杉谷での洪水の話や現状の材木単価の低迷など、この地の厳しい自然と林業の現状を語っていただきました。この地の山で頑張ってきた細渕さん、「さてこれからどうするか」の問いに、手を挙げて「僕らががんばります!」の生徒さんの言葉に細渕さんも満面のうれしいお顔でした。

 

 まとめを終わり、生徒さんともお別れです。日頃では味わえない今回の体験を通じて、少しでも山や自然に対し目を向けられる人材になってほしいと願うばかりです。
(恵比根 美明 ) 

 

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