四方森ブログ

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丹波山村の森健(2016.11.19)

中央道を勝沼インターで降り、青梅街道を丹波山村へと向かいました。標高1,472mの柳沢峠を越えて約1時間の道のり。これがなかなかの難路でヘアピンカーブの連続。トンネルや橋が整備される前はもっと時間がかかったそうです。青梅に出るにも同じくらいの時間がかかります。奥多摩駅行きのバスは1日4往復のみで、勝沼方面へのバスはありません。なかなかの秘境です。

山梨県丹波山村は人口600人余りの小さな村です。多摩川の源流域で、東京都の水源涵養林が村の面積の70%を占めています。今回の森健は丹波山村の地域おこし協力隊の皆さんが企画。飼沼、小山、中根の3名の出前隊がサポートします。丹波山村には「のめこい湯」という立派な温泉施設があります。その施設に地元の間伐材を活用しようと薪ボイラーを設置されました。そこが木の駅とのつながりの始まりです。今回の企画は、森の健康診断+木の駅のデモンストレーションを3時間程度でやりたいというもので、多摩川下流の東京都大田区の皆さんとの交流会も兼ねています。

朝目がさめると強い雨音が聞こえます。朝食を済ませてもまだ雨は降り続いていました。そこで、森に入れない場合も考えて私たち3人で事前に込み具合調査を済ませておくことにしました。結果的にそれが役立つことになります。大田区の皆さんを乗せたバスの到着が遅れ、開始が40分遅れとなったからです。そうなると私たちの持ち時間は2時間20分。これはなかなか厳しい。

調査地点につくと雨は小降りになりました。ありがたい!まず、目をつむって森の感触を確かめ、感想を言っていただきます。ここは省略できません。植生調査については口頭説明にとどめ、さっそく100平方メートルの円内の植栽木の本数を数えます。21本。ずいぶん多いなあ。枯れ木も2本ありました。その後、時間の制約がありましたので代表者を選んで胸高直径と樹高測定を体験していただきました。

地元のメンバーによる模擬間伐です。鹿や猪を追って険しい山を駆け巡ってみえる方々なので、構えが安定してるなあ。なんて思っていたらかかり木になってしまいました。それを大胆に処理、その場で玉切りし、軽トラで「木の駅」に運びます。

薪作りの作業場を「木の駅」に見立てました。そこで、運び込んだ間伐材を温泉券とコインに交換。その後は薪割りのお手伝いです。ちびっ子たちが一番がんばりました。

交流促進センターに移り、地元の商店の出店でコインを使ってお菓子を買いました。そして森の込み具合調査の結果のまとめ。ここで事前の調査が役立ちました。平均樹高23.5メートル、長い間焼き畑をされた跡地で地力があるのか伸び具合はいいようです。ヘクタール当たりの本数は2,100本、すごく多いですね。平均樹間距離2.2メートル、相対幹距8.7(17〜20が適正値)とびっくりするような厳しい結果が出ました。

今回はデモンストレーションだけでしたが、次回は実際に何か所かで健康診断が必要ですね。地元のスタッフの皆さんもぜひ勉強したいと言っておられました。最後は「のめこい湯」の薪ボイラーを見学し温泉券を使って入浴。皆さま、小雨の中お疲れさまでした。(中根賢二)

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この記事に対するコメント

ご苦労様でした。8.7とはすごいですね・・温泉はいいですね・・
西川 | 2016/11/26 6:11 AM
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