四方森ブログ

このサイトでは、「森の健康診断」活動での様々な情報を配信します。
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森の健康診断 in 和泉市 大阪森林の会 2016.05.28(その弐)

少し肌寒い5月末、『大阪森林の会』主催
森の健康診断 in 和泉市 に出動致しました。
晴れマークの天気予報にすっかり安心していたのですが、雲行きがアヤシイ・・・
大型ショッピングモールを横目に、住宅街を通り抜け
本当に森林はあるのか!?と不安になりながら"都会"を走ります。
和泉市は和歌山県との県境に位置しミカン畑がちらほら。
今まで縁がなかった土地(森林)へ足を運べるのも出前講師の魅力の一つですね☆

前日入りされていたキトー隊長と落ち合い、現場確認。
2現場準備頂いていましたが
1現場で混み具合・林床の異なる2調査地が確保出来たので
2班に分かれ、午前・午後で調査地を入れ替えて進める事に決まりました。
(もう1現場はえらく道から遠く急斜面だったそうです)
事前の現場確認、本当に大事ですね。キトー隊長に感謝☆
担当者顔合わせ、受付開始、モリケングッツの確認・・・
と慌ただしく進みキンチョーする間もなく、
担当のA班・7名と自己紹介が始まりました。
メンバーには2名の学生さん、中学生も1名。
『ヘルメット初めてかぶりました!』
『今日、山デビューです。』
いざ、林内へ。
 
暗いなぁ・・、地面固いなぁ・・、下草なんも生えてへんな・・
 
普段“外”からしか森林を見た事がない、という参加者の方々。
この漠然とした『なんか、イイ状態ではない気がする・・・』感を
数値化してみましょー、と調査スタート。



植生調査の腐食層の厚さを調べる際に
地面をじっくり見る・触れて温度を感じる事を体験して頂くと
次の2回目の調査地点へ着いた際、まず第一声が
 『あ、地面の固さが違う!
  きっと午前の調査地より腐食層厚いよね〜。』
と、いう言葉でした。
植栽本数の違いや、胸高直径の違い、といった目に入る情報でなく
先に足で感じた情報が言葉に出た事が印象的でした。
樹高測定。調査木の先端が見える場所がなかなか見つからない・・・
選んだ平均直径木が二股木と、その時気付き皆で大笑い・・・
やはり“尺蔵”は場を一体にしてくれますね。
午前の調査の時から
 『はい、今計った方。計り方を次の人の教えてあげて下さいね〜。』
を、連発していたので
 『なんや、ぼやっとしてられへんな〜(苦笑)』
と言われつつ、
午後の調査は見事に参加者の方達だけで進めて頂きました。
(生憎の雨で午後は短縮バージョンになってしましましたが↓)
1班に7名と少し多いかなぁ・・・と思っていましたが
皆さん積極的に動いて下さいました。
参加者の"知ろう"とする意欲の高さに感激です。

 データを持ち帰り、検証。現状把握。
そして今後どうするか・・・の未来へ向けての話し。
 
・急斜面。立木に腐り・節も多かったので
 木材生産より災害に強いもりづくりを行いたい。
・プロット内、5本伐れば適正値になる。林分形状比は適正なので
 一気に5本伐っても良いかも
・下層植生がほとんどなかった事が気になる。
 パッチ状に伐って光を沢山入れて他の樹種を効果的に誘導出来ないか?
・伐った木は元ミカン畑のモノレールを利用し搬出!
 キャンプ場が多いので短材に切り燃料(薪)として買い取ってもらう。
 
ポンッ、とキーワードを投げかけると
どんどん面白い方向へと話しは発展して行きます。
それも、キトーリーダーがチャチャっと
調査結果をホワイトボードに書き写し、
数値化された基礎データーを共有し話しが出来るお陰です。


 
 『今日はきっかけの一つです。
  イベントの一つで終わらせず、継続的に開催し
  ここから和泉市の森林について発信出来る体勢を整えたいです。』
 
主催者の方の言葉から想いの強さを感じました。
何かが始まる瞬間、小さくても確かな芽生えの瞬間に立ち会えた事、
何よりのご褒美です。

有り難うございました。
 
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