四方森ブログ

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森健出前隊 三重県御浜町で2つの小学校

年中みかんがとれる町・三重県御浜町の小学校へ

県南部の熊野市に隣接する御浜町は、人口1万人弱の町である。町内には4つの小学校があり、その内の2校・神志山(こうしやま)小と尾呂志(おろし)学園小に出かけた。両校とも複式学級である。

(1)  11月20日(金) 神志山小学校(4・5・6年生22名)
前日の予報では午前中の降水確率が60%と出ており、心配したが、当日は朝から曇り空で、所々に青空も見えており、予定通りに実施できた。学校林が校舎のすぐ裏手にあり、行事があると出かけて行く場所だそうだ。林内は1〜2年前に森林組合の手が入って間伐作業が進められ、シダなどの下草がたくさん生えている。
   朝の全体集会
  私のグループは8名で、朝の全体集会時の三択質問(「日本の森林面積の割合は?」)から意欲的だったH君が入っている。前半の植生調査では、4・5年の女子が盛んに発言していた。そして、後半の伐倒作業ではH君が活躍してくれた。手ノコで伐っている下級生や女子たちに「(刃を)スイヘイに」「すいへいにー」と身振り手振りで唱えたり、「〇〇!」「〇〇!」と相手の名前を連呼して励ましたり、さらにはロープを引いて倒す場面では「ボクがヨイショと声かけたら、みんなもヨイショと言って、それから引っ張って!」と、リーダー役を買って出てくれた。伐倒方向は谷側の狭い空間なのでやや架かり木に なったが、8人パワーで引き倒すことができ、倒れた地響きと共に拍手がわき起こった。
手ノコ作業
切り株にやって来た4年生のS君が「いい匂い」「いいにおーい」と言って、鼻を近づけてヒノキの匂いを嗅いでいた。

「森健」結果は、樹高16mで100崚たり9本なので適正地だったが、1本を伐倒したことになる。 
 H君が「楽しくてあっという間に時間が経ったので、4時間目も続けてやりたい」と感想を述べていた。

(2)  11月21日(土) 尾呂志学園小(5・6年生7名+地域の大人たち8名)
朝霧が熊野古道の風伝峠を越えて滝のように流れ落ちる【風伝おろし】から、地名が付けられたという説がある尾呂志地区で、5年前から小中一貫の尾呂志学園小中学校となっている。御浜町の学校では第3土曜日は授業日で、そこに今回の「森健」が割り当てられている。
さて、調査場所は、学校から徒歩10分程の山林(寺所有)だが、現場近くに自宅がある6年女子も入ったことがないという。また、山間部の子どもたちだが、丸太も伐ったことがないとのこと。父親がチェンソーを使っており、マイ鋸を持っている5年生のT君以外は。
森の様子を記録
墓場を通り過ぎて上った山林はヒノキ林で、シダ類や1m以上の低木が多数生えているが、近くには竹が侵入しており、枯れ木も見られる。初めの森の様子調べでは、冷たい風を感じたり、ヒノキの木々がこすれる音を聞くことができた。その後、墓石を見ながら、その縁石に座り込んで授業を進めたが、森の役割などをしっかりと受け止めてもらえたようである。また、【混みぐあい早見表】のグラフを見た6年Sさんが、「反比例(のグラフ)だ」とつぶやき、現在の算数の授業の内容をよく理解できていた。

手こずる手ノコ
手ノコで伐る場面では、T君はさすがに上手に伐れており、全員が協力してどうにか伐ることができた。伐倒方向近くに墓石があり、罰当たりにならないかと心配したが、避けることができ、うまく引き倒すことができた。結果は17mの13本で、「やや混んでいる」状態。伐り取った受け口の一部を口にしたN君は「いい味がする」と言い、他の子どもたちも「(活動は)楽しかった」と感想を述べていた。

地域の大人たちの調査場所は、林の上り口の斜面で下草が刈り取られて、林間から村の様子を眺めることができた。そのため、初めの混み具合予想では「適正である」と述べていたが、調査の結果「超過密」とわかり、驚いていたそうである。

ところで、両校とも町役場主導で進められた「子ども森健」なので、学校の担任の先生方がどのような意見や感想だったのか、気になっていたが、後者の学級担任が「楽しかった」「(森健のことが)よくわかった」と述べていたと聞き、少しホッとしたところである。       文責: ドラゴンヘッド(龍頭 喜久雄)
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