四方森ブログ

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岩手県遠野市 馬搬研修(レポートその1)

 

 遠野馬搬研修                

実施場所:岩手県遠野市

   研修開催日:平成25年7月22日

   参加者:丹羽・稲垣・筏井・佐野・飼沼・鈴木(敏)福島・稲石・鵜野・都築・

高橋(幸)・高橋(寿) 計12名

   講 師:岩間 敬 ・ 伊勢崎      2名

(1)   現場研修  5:30〜8:00

(2)   座学   10:00〜11:00

(3)   補足研修 11:00〜12:00

 

5時起きの眠い目をいきなり覚ましてくれたのは8才馬「サムライキング」のやさしい眼と堂々たる風格、そして易々とは己の領域に立ち入ることを拒むかのようなド迫力の存在感でした。

“馬で木材を搬出する”およその想像はしていたものの、輓曳(ばんえい)馬の大きさにまずは圧倒され、それを堂々と優しく操る岩間さん、伊勢崎さんの若さに驚きながら期待感あふれる中で「馬搬研修」が始まりました。

「地駄曳き」といわれる馬搬は、馬を使い山から木を運び出す作業のことです。馬を使うことで山をいためることなく作業ができ、山主さんに納得してもらいやすいだけでなく、草を食べた馬のエネルギーを使うため環境にも優しい利点があります。

装備を終えた馬は山へ入り始めると仕事を待ちかねたように足早にグングン進みます、初めは搬出路の確認とウォーミングアップを兼ねてやや軽めの木を搬出し、馬を慣らしながらだんだん重量のある木の搬出へと進んでいきます、慣れるに従い馬はどこで何をするのかを学び、自ら道を進んだり止まったりして仕事をこなします(素晴らしい、感動的!)

慣れた馬で一度に30φ×4mのスギ丸太4本(約1t)を曳き、距離にもよりますが半日で40本程度は搬出するそうです。現在ではグラップル・クレーン車などの重機も併用するなど効率も考えて道沿いまでの搬出が主な作業だそうですが、1本だけ指定された大木を樹々の間を縫って曳き出すなど重機の入れない場所や費用対効果が得られない場での出番も増えているとのこと。

想像以上の効率の良さに驚きながら見とれている間に5往復、大小合わせ約30本程度の搬出作業終了、人と馬の信頼感に満ちた共同作業は機械でのそれと違い、山にとけ込み美しく感動的でした。

場所を変えての座学では岩間さんから海外の馬搬先進地での取り組みや馬搬の歴史・道具・現状での取り組みを映像も交え熱心に説明していただきました。

その後河川敷に場所を変え、かわいい小型馬ポニーに馬搬具を付けて模擬馬搬を見せていただき、ポニークラスでも結構力があることと、森に関心の薄い一般市民の方達に興味を持ってもらうにはうってつけのデモンストレーションアイテムになると感じると共に、“近い将来馬搬を通じ、草を見て、「あっ!エネルギーだ」と感じてくれる子供たちを増やす活動をしていきたい。”との岩間さんの言葉に馬と共に暮らす彼の意気込みを感じました。


  


詳しくは 馬力舎ホームページ 
http://barikisya.info/about.html そして

プロフィールと動画 http://barikisya.info/profile.html をご覧ください。

 

                     矢作有山会 高橋幸生

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