四方森ブログ

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初参加の出前講座  −恵那市長島小ー

 

「教室では、稲垣さんに森林の映画や話をしていただき、よくわかりました。また、今はのこぎりで実際に木を切ったので、山での本番の時も安全に気を付けてやりたいです。」 これは、校庭で手ノコを使って丸太を切った後の子どもたちの感想です。

 

 104()、恵那市長島(おさしま)小に出かけ、5年生3クラス94名の子どもたちに出前講座を行いました。この学校は、全国でも珍しく学校林を100年来所有しているそうです。3階の大教室からは、学校林の鍋山を眺めることができるという、いたって環境のいい学校です。

また、出前講座も過去3回実施しており、過去の講座の反省から、初日は「座学」を行い、2週間後には11クラス毎に学校林に出かけ、手ノコでの間伐を行うという授業計画です。

 

 この日の3時間目(10:4511:30)の座学は、94名を大教室に集め、「なぜ間伐が必要なのか」を 稲垣さんがパソコンから映し出した映像やグラフなどをもとに授業しました。子どもたちは、間伐されていない森が土石流を起こしている映像や20009月の東海集中豪雨(5年生の子どもたちが誕生する1年前)の旭地区での映像などに目が釘付けになっており、それが冒頭の感想で述べられたものです。
  
                         
 

長嶋小(1) 
次の4時間目は校庭に出て、各ク
 ラス6班の
18チームで、高橋さんの
 指導の下、手ノコを使用
して、丸太
 切りを行いました。ほとんどの子ど
 もた
ちは恐る恐るでしたが、途中
 からノコの使い方が
わかり始める
 と、全員が軽快に切っていました。
 

 班競争の切り出し大会が始まる頃
 には、交代しな
がら掛け声も出て、
 かなり上達していました。
最後に、
 斜め斜めの皿状に切り取る作業を
 して、
40分ほどの体験学習を終え
 ました。

 この日は天気がよく、ほとんど夏の陽かと思わせるような暑さの下で、汗をかきながらの作業体験でした。

 

学校林に出かけての伐倒は立木なので、かなりてこずると思われます。しかし、先に兄が体験したので、心待ちにしていたと語る子どもがいるなど、よい伝統として継続していってほしいなあと改めて思いました。

 

 給食後は、現場の学校林に出かけて下見をしました。班ごとの伐採範囲を印したり、川の水源地を確かめることができました。また、東濃牧場真横の森なので、牧場を吹き抜けた風のせいか、間際の立木が整然とS状に曲がっていたり、巨大なヒノキが数本根こそぎ倒れているなど、子どもたちの学習にはよい教材を教えていただき、2週間後の現場学習が楽しみです。

 

                      ☆

1016()の朝は、気温は低くて鍋山の山頂は13℃を指していましたが、天気は快晴で、絶好の「森健」調査と間伐日和でした。

 
長嶋小(2) 


 9
時過ぎの到着予定のマイクロバスが9時前には着いて、子どもたちのやる気が伝わってきます。

 

 この日は、531クラスだけです。長島小の児童数は500人弱で、12年前は恵那市の1位の人数だったそうです。今は2番目とか。5年生の子どもたちは学校では活発で、騒々しいほどだそうですが、座学の日と同様、一堂に集まったこの日も、稲垣さんの事前指導には声ひとつ立てず、集中して聞き入っていました。

 

 9時半ごろから、班ごとに伐採現場に出かけ、午前中は「森健の調査手帳」に基づいての調査を行いました。私の班は、男子4人・女子2人の6人でした。最初の「森の様子」を調べる時から、「木が多い」「葉っぱが上の方にしかない」「気持ちがいい」などと、積極的に発言してくれました。落ち葉の層や植生調査でも楽しそうに取り組み、混み具合調査の胸高直径測定では、男女仲良く交替しながら計測していました。中心木の樹高予測は、15m16m17m19m20mで、午後の伐倒後の調査では19mとなり、ほぼ正確に予測できました。

 

長嶋小(3) 
 12
時前になったので、川の水源地
 や大木が倒れ
ている現場を見に行
 きました。「うわぁー!すげぇ」など、
  

 倒れている大木にはかなり驚いて
 いました。ヒノキの
根っこが周辺部
 から広がり、意外と浅いことや牧場
 を
通り抜ける風の強さなどを想像し
 ました。また、水源
地は落ち葉でほ
 とんど隠れているものの、水の冷た
 

 さに驚き、枯葉泥の中に手を突っ込
 む児童もいました。
傾斜地では土人
 形を見つけ、水の流れの速さも予
 想
しました。


 


長嶋小(4) 午後からは、いよいよ間伐です。丸太切りは体験済みなので、水平
切りは早くできましたが、斜め切りにはてこずっていました。

倒木する際、最上部が掛かり木となり、ロープ引きには学校林の管理者や先生たちにも助けてもらいましたが、1本倒すことができて、子どもたちは大喜びでした。でも、内心一番喜んだのは私です。狙い通りに倒すことができるかと、不安でした。倒木後は、トンカチやコースターを作って、子どもたちのお土産としました。

 

2時半には、集合場所に集まって、感想を述べるなどの反省会を持ちました。感想では、「協力して木を倒すことができた」「倒した後、上をみると青空が見えた」「水源の水が冷たかった」など、初体験の喜びを語ってくれました。

 私の反省は、倒木の際に高橋さんに重要な指摘をしてもらったことです。樹幹距離があるので、そこに倒木するつもりでしたが、最上部で掛かり木になるため、別方向を指導してもらいました。また、ロープ掛けの位置も、指摘してもらいました。ほぼ狙い通りに倒すことができ、私が一番ホッとしました。また、調査手帳の最終ページの相対幹距を記録させることを忘れていたことも、反省です。

 今回の反省を、次回19()からは改善したいと思います。

 

                      ☆

 1019日、51組でした。前日の雨が上がり快晴でしたが、気温が低くなり、山頂(700m)9℃で、じっとしていると肌寒かったです。私のチームは、発熱のため欠席した1人を除いて、男子2人と女子2人の計4人チームでした。

 前回の反省を生かして、午前中の「森健」調査はスムーズに進みました。ただ、胸高直径を合計するとき、子どもたちが計算機の扱いにつまづき、何回も計算しなおしていたのが、計算違いでした。

午後の間伐の樹木選びや倒木方向では稲垣さんに指導していただき、また、欲を出して挑戦した2本目の間伐では、見事に掛かり木となり、鈴木さんや高橋さんに助けていただきました。
                           

          
長嶋小(5) 

 最後に一堂に会した反省会で
 は、「始めて
木を切り、その切
 り方がわかった」とか、「切っ
  
 た後の
青空が大きかった」と
 か、「(森の調査や
水源地など)
 山の様々なことがわかりよかっ
 た」
など、楽しそうに感想を発
 表してくれました。




 

                       ☆
10月18日が雨だったので、後1クラスは11月6日(火)に延期となりました。この日も参加して、私のまとめとしたいと思います。
                                     以 上
                                                                               
                                      (もりびと蒼山会 龍頭)

 

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