四方森ブログ

このサイトでは、「森の健康診断」活動での様々な情報を配信します。
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森の健康診断(宇都宮市)2016.11.26

駆け出し出前講師の大畠です。11月26日栃木県宇都宮市で森の健康診断を行いました。私の出前講師経験は一昨年の千葉山武市(2回)と昨年の山形県白鷹町の3回のみ、前回から一年半を経過しておりますので果たして無事努められるかが心配だったのですが、前夜の高橋リーダーと飼沼さんの懇切丁寧なレクチャーのおかげでなんとかこなすことができました。

主催者はNPO法人日本樹木育成研究会、参加者は16名でした。出前講師は高橋、飼沼、大畠の3名です。

対象地はこちらのNPOのフィールド(宇都宮市冒険活動センター)と隣接したスギヒノキ林です。私の担当した調査地はすでに間伐が実施され、前の週に下刈りを行ったばかりということで下層植生はシダ以外は目立ったものはありませんでした。

このコンベックスによる樹高測定は私にとって初めての経験です。前夜の特訓のおかげでなんとかできました。

やはり尺蔵による測定の方が信頼感がありました。時間がなかったためデモ伐倒は中止となりましたが、私の調査地の込み具合が9本中1本伐れば適正という結果でしたので、細目の木を一本伐倒して実測してみたら面白かったのではないかと思いました。

調査終了後の高橋リーダーによるまとめ講義です。数日前に降った雪のせいか林内は結構寒かったのですが、皆さん熱心に聞いておられました。

 

私のこれまでの森健の参加者は一般の方が中心でしたが、今回は地元で森林整備活動をされているNPOのメンバーであったため知識や関心のレベルが高く、グループの調査で最後に相対幹距比が16.5と出てあと一本伐れば適正という話になったときは「なるほど、数字で示されるとよく分かります、勉強になりました。」と大いに納得していただき、にわか出前講師としてもうれしい反応でした。

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丹波山村の森健(2016.11.19)

中央道を勝沼インターで降り、青梅街道を丹波山村へと向かいました。標高1,472mの柳沢峠を越えて約1時間の道のり。これがなかなかの難路でヘアピンカーブの連続。トンネルや橋が整備される前はもっと時間がかかったそうです。青梅に出るにも同じくらいの時間がかかります。奥多摩駅行きのバスは1日4往復のみで、勝沼方面へのバスはありません。なかなかの秘境です。

山梨県丹波山村は人口600人余りの小さな村です。多摩川の源流域で、東京都の水源涵養林が村の面積の70%を占めています。今回の森健は丹波山村の地域おこし協力隊の皆さんが企画。飼沼、小山、中根の3名の出前隊がサポートします。丹波山村には「のめこい湯」という立派な温泉施設があります。その施設に地元の間伐材を活用しようと薪ボイラーを設置されました。そこが木の駅とのつながりの始まりです。今回の企画は、森の健康診断+木の駅のデモンストレーションを3時間程度でやりたいというもので、多摩川下流の東京都大田区の皆さんとの交流会も兼ねています。

朝目がさめると強い雨音が聞こえます。朝食を済ませてもまだ雨は降り続いていました。そこで、森に入れない場合も考えて私たち3人で事前に込み具合調査を済ませておくことにしました。結果的にそれが役立つことになります。大田区の皆さんを乗せたバスの到着が遅れ、開始が40分遅れとなったからです。そうなると私たちの持ち時間は2時間20分。これはなかなか厳しい。

調査地点につくと雨は小降りになりました。ありがたい!まず、目をつむって森の感触を確かめ、感想を言っていただきます。ここは省略できません。植生調査については口頭説明にとどめ、さっそく100平方メートルの円内の植栽木の本数を数えます。21本。ずいぶん多いなあ。枯れ木も2本ありました。その後、時間の制約がありましたので代表者を選んで胸高直径と樹高測定を体験していただきました。

地元のメンバーによる模擬間伐です。鹿や猪を追って険しい山を駆け巡ってみえる方々なので、構えが安定してるなあ。なんて思っていたらかかり木になってしまいました。それを大胆に処理、その場で玉切りし、軽トラで「木の駅」に運びます。

薪作りの作業場を「木の駅」に見立てました。そこで、運び込んだ間伐材を温泉券とコインに交換。その後は薪割りのお手伝いです。ちびっ子たちが一番がんばりました。

交流促進センターに移り、地元の商店の出店でコインを使ってお菓子を買いました。そして森の込み具合調査の結果のまとめ。ここで事前の調査が役立ちました。平均樹高23.5メートル、長い間焼き畑をされた跡地で地力があるのか伸び具合はいいようです。ヘクタール当たりの本数は2,100本、すごく多いですね。平均樹間距離2.2メートル、相対幹距8.7(17〜20が適正値)とびっくりするような厳しい結果が出ました。

今回はデモンストレーションだけでしたが、次回は実際に何か所かで健康診断が必要ですね。地元のスタッフの皆さんもぜひ勉強したいと言っておられました。最後は「のめこい湯」の薪ボイラーを見学し温泉券を使って入浴。皆さま、小雨の中お疲れさまでした。(中根賢二)

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岡崎市立下山小で、今年最後の学校森健(11/2)

複式学級の5・6年生9名(6年2名で、5年が7名)は、プール横に元気な姿を見せてくれた。

初めの会では、前回(7/12)の森健を振り返ったところ、質問によく答えて、意外とよく覚えていた。

 

その後、2グループに分かれ、我が班5名は前回の調査地近くで、前回の復習をくわしく行った。

 

さて、本日の伐倒木である。子どもたちは「ちぃさー」と言ったが、直径は20cm程度。辺り一帯は森林組合が伐採した後なので、適当な木が少なく、今回は斜面の角度やロープ引き場所を考えて、倒し易い木を選んである。

 

目測による樹高測定を試みる。

子どもたちの答は、12m・13m・14mである。

 

 

いよいよ、伐倒開始。やはり斜め切りは手ごわい。

この頃になると、冷たい風も吹いてきて肌寒さを感じたため、待っている子どもたちには丸太材を伐る練習をさせた。その成果か、受け口の水平切りは意外と早く片付いて、伐り取ることができた。

 

しゃべり合いの中で、子どもたちは綱引き大会で優勝したということを聞き、(寒さもあったので)受け口を伐り取った時点で、ロープを引いて倒すことができるかを体験させた。

「よいしょ」「よいしょ」と、綱引きの手順で引くものの、しなって傾きはするものの倒れない。受け口を伐り取っただけでは倒すことは無理だと、実感したようである。


そこで、追い口を伐るように指導する。ところが、寒さのためか、1人を除いて全員がトイレ休憩。Hさん一人が追い口を伐り始めるが、この頃になると大分伐り慣れてきて、速い、はやーい。


全員が戻って来る頃には、ほとんどを伐り終え、2人が追加で伐ったところで、ロープを引くと、いとも簡単に倒れてしまった。

 

 

樹高は19.75mで、子どもたちの目測は全て間違い。前回調査で100崚たり8本だったので、【ちょうどよい】エリア。やはり間伐されていた結果だと、納得できた。また、枝下高は13.45mで割合は0.68となり、これ以上太らない木だったということも理解できた。ちなみに年輪を数えさせたところ、44歳。

 


最後の振り返りでは、以下のような感想を述べてくれた。
「細い木だったので、簡単だと思ったが、やってみると斜めがガタガタになり、難しかった。」「受け口だけでは倒れなかった」「斜め切りは難しかった。昔の人は大変だと思った。」さらには、「私の裏の山は、とても混んでいるので、今日のことを生かして調べたい。」        

                                               (文責) ドラゴンヘッド(龍頭)

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子ども森健 出前授業 長島小学校part

10/11に引き続いて、2回目の出前授業です。

私は、前回初めてサブリーダーにつかせていただき、24日はリーダーデビューを果たしました。

このBlogも初投稿の、椙山です。

10/11の記事はこちら⇒ http://yomoyama.mori-gis.org/?eid=178

うまく伝わるかな。ドキドキしながらの説明ですが、子どもたちが集中して聞いてくれました。

このあと、1本1本の木の根元に散らばってもらって、目を閉じてもらい、「森を感じ」てもらいました。

調査するエリアを定め、ロープで枠を作っています。地層の調査や、植生の調査をするための準備です。

地表に生えていた草・木を集めてもらい、種類を数えます。

ちょっと少ないですね〜

調査を一通り終えた後は、木の高さを推測してもらい、実際に切り倒して確かめます。一生懸命ノコギリを引いているところです。

うんしょ、うんしょ

このあと、みんなで木にかけたロープを握り、掛け声とともに何度も引きました。そして、ズシーンという大きな地響きとともに、みごと倒しました。

よくやったー

恵那市内を流れる永田川の源流も見に行きました。巨木が何本も倒れ、根っこが背丈より高くむき出しになっているので、土の下を想像するのに絶好のスポットです。ちょろちょろ浸みだした水が、ここから永田川〜阿木川〜木曽川〜伊勢湾へと流れていくんですね〜

たった一日でしたが、山や木のことを身近に感じてくれたらうれしいです。森の仕組みを学んでもらう取り組みですが、調査をするなかで、子どもたちが声をかけあったり、じゃれあったり、倒木を華麗なステップで乗り越えたり、一生懸命考えて自分の意見を話したりと、そんな姿を見られたのも、うれしかったです。

写真撮影や、サポートしていただいた先輩リーダー“ドラゴンヘッド”さんありがとうございました。

出前講座は奥が深いな〜と感じた椙山でした。

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海上の森で森健(2016.10.16)

快晴の海上の森。今回の参加者は、愛知県立芸術大学の石井研究室の企画に集まったご家族です。石井晴雄先生は大学院美術研究科デザイン領域の教授で、「地域で豊かに暮らすために地域に根ざしたトータルで実践的な研究と活動」を長年続けておられます。
愛知県立芸大は今年で創立50周年を迎えました。先月、「芸術は森からはじまる」というキャッチフレーズで記念展示が行われ、出かけてみると、面白い作品にたくさん出合うことができました。写真の小屋は、石井先生と学生さんたちが芸大のキャンバスに建てたアジトです。「芸術は森からはじまる」なんて、なんだか山仕事が楽しくなりそうですね。
さあ、森の健康診断のスタートです。森健体操で身体をほぐした後、海上川に沿って海上の里まで30分ほど歩きます。
林道ではカマツカやコバノマズミの赤い実が美しく、あちこち眺めているうちに子どもたちはどんどん先に進んでしまいました。だいぶ遅れてようやく海上の里につくと、田んぼではアキアカネが舞う中、脱穀が行われていました。
里山サテライトで少し休憩した後、いよいよ調査にとりかかります。調査組は子ども組4名と大人組7名にに分かれ、小さな子どもたちとお母さんは海上の里で野遊びです。調査場所はサテライトから林道を大正池方面に少し進んだところ。鈴木敏治さん、松田さんと私は大人組の担当、子ども組は龍頭さんと飼沼さんの二人です。大人の参加者の皆さんは森での活動に慣れておられ、てきぱきと調査が進み午前中は予定どおりに終了しました。
お昼休みは里山サテライトに家族で集まり、楽しいお弁当。気温がだいぶ上がってきたので、杉板の床がひんやり心地よく感じられました。石井先生は少しお昼寝。お昼ご飯が済んだ後、組ごとに分かれてデータのとりまとめ。子ども組の調査結果は、混み具合は適正との判定でした。外へ出ると田んぼの脇にアキアカネがとまっていました。
午後の子ども組のメーンイベントはヒノキの伐倒です。実際に手ノコで木を伐り、小枝を使った樹高の測定結果を検証します。大人組は「尺蔵」という測定器具を使った樹高の測定と込み具合の計算です。大人組の調査が終わりに差しかかった頃、「倒れるぞ」という子どもの大きな声が聞こえてきました。そこであわてて樹高測定を終え、最後のまとめ。子ども組と同様、混み具合はほぼ適正との判定でした。
子ども組の調査地点に急いで駆け付けると木はまだ立っていました。子どもたちが待っててくれたのです。サテライト組の幼児とお母さんも含めて全員が集まったところで、子どもたちが力を合わせてロープを引きます。
ヨイショ、ヨイショ、倒れるぞー!しかし、残念ながら隣の木にもたれかかってしまいました。
そこで、牽引ロープを側方に移し、もう一度引っ張ります。ヨイショ、ヨイショ!見事に倒れました。
樹高16.6mの大きなヒノキです。小枝での測定結果と60cm違っただけでした。胸高直径は25cm。年輪を数えると樹齢は32年でした。最後はみんなで倒したヒノキに馬乗りになって調査の振り返り。みんな楽しかったと言ってました。
今日は家族的な楽しい雰囲気の中で秋の一日をすっかり楽しませていただきました。ベテランの先輩方とご一緒でしたので、調査の進め方や説明など色々勉強になりました。とくに、龍頭さんや飼沼さんの子ども達相手の進め方はうまいなあと感心しました。
(中根賢二)
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奥出雲町 出前隊 2016年10月13日(木)〜14日(金)

◆ 10月13日(木)〜14日(金)の二日間に渡り、島根県奥出雲町でおこなわれた、第2回中四国木の駅ブロック会議 in 奥出雲のオプション講習で、森の健康診断をおこないました。

出前講師は、ニワケン、キトワンの2名

 初日は、木の駅土場〜チップ工場〜亀嵩温泉玉蜂山荘チップボイラー〜多根自然博物館とバスで見学。その後、木の駅ブロック会議がおこなわれました。地元で精力的に活動をしているNPOもりふれ俱楽部事務局長野田さんの司会進行で、木の駅サミット in 吉野の報告、奥出雲町でおこなわれている木の駅プロジェクト「奥出雲町オロチの深山きこりプロジェクト(実行委員長 響さん)」の課題と展望と中四国地区から10グループ40名が集まり、各地の活動報告と意見交換など熱い会議でした。地元のケーブルテレビも張り付き取材をしていました。詳しくは、木の駅ポータルサイトに譲ります。

         

夜は地元の料理に舌鼓を打ち、各グループから持ち込まれた自慢の名酒を酌み交わし、そこでも熱く語り合いと親交を深めました。
かくいう小生は、氷なしジンジャエールで喉を潤していました。

 2日目、森の健康診断本番、朝から調査ポイントの下見をして、午前中のブロック会議第二部は、各地の取り組みイイトコ取りと題して、参加グループから報告のあった内容を自分たちの木の駅に活かすべく、おすそ分けのキャッチボールが飛び交いました。

     

午後から、いよいよ、出前隊の出番、森の健康診断がはじまりました。
いつものようにストレッチを終えて、二班二箇所に分かれて現場へ移動。
各チームはじめて森の健康診断を経験するかたが多かったため、丁寧に調査を進めました。

    
偶然にも林分が二箇所好対照の調査結果となり、比較も交えて振り返りができました。

中身の濃い会議で、あわや知恵熱が出たかと思いましたが、どうやら風邪が悪化したようでした(失笑)

 今回はとても充実した会議で、木の駅プロジェクトには、森の健康診断は切り離せないと改めて認識した出前でした。

〜おまけ〜

現地に到着して少し時間があったので、近くをウロウロしたら、テレビCMで流れる ♪メガネの○○♪ の店舗がひとつポツンと道路脇にあったのでなんだろうなあと歩いていると、金の銅像があり、その店舗を一代で世界企業に大きくした創業者 多根良尾 氏のふるさとだとわかり、しかも、今回の会場の多根自然博物館は、本人が趣味にしている岩石と恐竜の化石などを展示する施設を地元に寄贈したということでした。

  

以上、現場から報告でした。 レポ担当:樹とワン

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子ども森健 出前授業 長島小学校 2016.10.11

日時:2016年10月11日(火) 9:00〜15:00
場所:岐阜県恵那市
対象:5年1組 34名
組数:6班
講師:12人(1班2名体制)
サポート:学林さん
協力:岐阜県、恵那市

今日は朝から冷え込んで肌寒い一日となりましたが、天気はこの処の雨から一変して秋晴れになりました!

出前隊メンバーは生徒数に合わせて12名の体制で臨みました。
生徒さんたちが到着して、全体挨拶、出前隊自己紹介を終えて、森健をおこなう前の諸注意と新モリケン体操で幕を開けました。

         

 小生は、スクール森健出前授業デビュー。これまでプロジェクト会議や研修会で重ねて検討してきた内容の実践です。大人の森健とは、ひと味もふた味も違う貴重な経験となりました。
担当は5班のリーダー。安達さんがサブリーダーに地元学林さんもサポートについていただけました。
男女6名の生徒さんたちが、森健調査を主体的に、飽きないよう、集中できるようにとあれこれ考えて進めましたが、冷や汗と脂汗がいっぺんに出て、ぐっしょりとグッタリ・・・ 笑
メニューは、森を感じ、山の状況を調べ、草木を採取、植栽木の直径・樹高計測と混み具合を調べ、手ノコによる間伐。みんなで力を合わせて引き倒した時には、大歓声!

    

    
最後に、伐倒後の木の年輪を数え、空を見上げて「空あき」体験、そして適正林分にするための選木に自分が残したい木を選んで抱きついてもらいました。

また、振り返りの会では、各班から調べた結果の報告と感想を発表してもらい、みなさん一日タップリと森の健康診断について、山や森林のことについて学んでもらえました。

最後に総合隊長の高橋さんから、今日自分の体験したことを、お家の人や次に授業をする2組のみんなに話してもらい、自分たちの学校林の木を利用することも考えてくださいと締め括られました。

これを機会に自分たちのふる里の山と暮らしについて、考え活かしてもらえたらと思います。

   現場報告:樹とワン

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長島小で 座学&丸太切り(10月5日)

2限目の大集会室での座学には、5年生67名全員が出席。出前隊(5人)や地域の学林さん
(10人)などの自己紹介後、パワーポイントを使って授業を進める。

最初の質問「日本の森林の割合は?」から、「2/3」「2/3」というつぶやきが聞こえ、
ほとんどの子どもたちが正解に挙手していた。2問目の「森の働き?」についても、
「水」「緑のダム」「材木」「二酸化炭素」はては「光合成」の発言も出て、子どもた
ちの森林学習意欲は、Max!
(後で、担任に伺うと、1学期から林業についての授業はしていたそうだ)
3問目の「2種類の森は?」という紙芝居の絵を見せると、初めは「色づいている林」と
「緑色の林」というつぶやきが聞こえたが、その後には「人工林」と「原生林」と発言。

診断用具の中で直径巻尺だけを取り上げて、その使い方を説明した。直径はわかったが、
「森の中でどこで使う?」と尋ねると、「木の太さを測る」と返答。輪切りした丸太で
説明したが、子どもたちに実測してもらった方が理解が深まったと反省している。

木曽川や矢作川の名前も答えていたし、2000年の豪雨時に1階部分が水没した小渡小や
総合体育館・流失した幼稚園の画像では、驚きの声が上がった。
(後で、PTA会長が話しかけてきて、当時は上矢作に住んでおり、大変だったことを思い
出したとのこと。また、下流地域の当時の様子もよくわかった、と。)

「自分の家が山を持っている子?」と聞くと、20名程度が挙手したが、家の隣に山が
あるなど勘違いした子がいると、後で担任から聞いた。実際は4人程度かな…とも。

最後に、「不健康な森はどうする?」と聞くと、「木を伐る」「間伐する」と答えていた。

3限目は、中庭に出て、班毎に丸太切り。


先週末から台風の影響を心配したが、この日は時々陽が射して眩しいほどの好天気。
最初は恐る恐るの切り始めだった子どもたちが、学林さんや出前隊の面々の指導により、
軽やかに切れるようになり、最後には「もっとやりたい!」という声が上がるほど。

途中で、樹高測定を見越して、校舎の高さを質問に入れた。最初は5m〜31m以上と幅広い
予想だったが、校舎に釣竿を立てかけたところ、実測に近い答えを出していた。

意欲的な態度を来週からの本番に持続するように伝えて、2時間の授業を終えた。

ドラゴンヘッド(龍 頭)

 

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「東海シニア自然大学」森の健康診断 出前講座

東海シニア自然大学の受講生と森の健康診断を実施
日時、場所:2016.9.27(火) 足助きこり塾フィールド

活発な秋雨前線が続く中で天候に恵まれた1日を足助きこり塾のフィールドで森の健康診断を実施することが出来ました。

今回は、基礎科を1年間学んだ高等科の受講生27名とスタッフ3名を矢森協の鬼頭さん、鵜野さん、都筑の3名がA.B.Cの3班編成で担当しました。

受講生の皆さんは現役をリタイヤした人たちが中心で最高齢は80歳代、27名中女性が半数と元気いっぱいの皆さんでした。
8時半過ぎに集合した矢森協のメンバーは受講生の受け入れ準備と調査地の下見、担当者の班決めなどを終え、バスで10時に到着した受講生を出迎えました。

鬼頭さんから本日のスケジュール説明、森健レクチャー、ストレッチ、全員で記念撮影を終え10時半に調査地に到着し健康診断を開始しました。

A班は受講者の体調を考慮して近場の調査地、B,C班は少し離れた調査地に車で移動、調査地途中の斜面にできた立派な土人形に興味津々、説明されるとガッテン、ガッテン!斜度が20〜22度の調査地では足元に注意しながら植生調査、込み具合などなどの調査資料を収集しました。

植生調査では皆さん基礎科を終了しているため植物名がポンポン飛び出し、我々も勉強に!樹高測定では尺像の使い方で少々苦戦でしたが、釣竿の何倍ありますかと聞き返すとほぼ全員が4倍ですとの答えがかえり樹高19mで全員一致でした。

午後は各班代表が調査結果の報告と健康な森にするための間伐本数などが報告されました。
A班の調査地はSr13以下で超過密の結果、この結果に受講生から私が通って間伐しますとの冗談が飛び出すほど?
B班はSr17で間伐の手入れが行き届き適正域に入る結果、C班はSr14で超過密〜過密域で20〜30%の間伐が必要との結果報告が行われました。

その後、鬼頭講師から日本が直面している森林の現状報告と各地で発生している災害事例がパワーポインターで説明されました。
森の健康診断の意義と現在の取り組み、森林保全など矢森協出前隊と足助きこり塾の取り組みなどが事例で紹介された有意義な時間でした。

(都筑 清)

(おまけ)樹高測定グッズ紹介
軽くてポッケに入る折り尺(百均)
10cm×10段

 

 

 

 

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不二聖心女子学院出前講座報告

2016.年9月7日(水)静岡県裾野市の不二聖心女子学院で森の健康診断出前講座(パート2)をして来ました。二年生松組25名梅組26名です。今年の5月18日に学校林の森の健康診断(パート1)植生調査、林分調査を行い、その後、間伐体験をして空明き体験をしてもらう予定でした。


出前隊のスタッフは高橋隊長、鈴木敏治さん、佐野さん、鬼頭さん、鵜野さん、西川。9月6日の夕方までに、現地に到着し、下見・準備をする予定でした。たいてい準備は伐倒木の決定、その周りの安全上の作業をしますが・・当日は台風10号が迫っている日で、5月にはきれいに見えた富士山も見えず、小雨が降ったりやんだりの天候・・「少しでも晴れ間が出れば、間伐1本だけでもやりたいね・・」との希望でスマホを見ると次の日は降水確率午前60%午後70%!!!!「台風の進路が変われば・・少しでもやりたい・・・」との思いが行ったり来たり・・・まず腹ごしらえをしようといつもの中華料理屋へ。その時、テレビでは天気予報が。「静岡東部90%・・・」「え〜〜だめじゃん・・90%なんてほとんどみたことがないぞ〜〜〜」と意気消沈ぎみで夕食後、近くのスーパーで夜中用の買い出しを。宿に戻りやけくそで親父談義、風呂、しかし、高橋隊長は責任感強い人なので寝る前に、ならばどうすると。すでに雨の日メニューを考えていました。建物の中でブルーシートを引いて、のこぎりで玉切り体験を「ならば木を伐らなければ・・宿の横の木を1本伐るか・・」「やっぱり調査をしたところの木を・・」「ヒノキかスギか・・・」酔っ払い気味の議論??の中、高橋隊長の一声で調査地のヒノキを朝一番で伐り運ぼうと決定。もうすぐすごい雨が降ってくると思いながら床につきました。


そして当日、朝6時には小雨。朝食の7時には強い雨が時折・・「1本伐って運ばねば・・」と準備。みな、カッパを着込み車へ。その時には不思議と雨が上がって・・「この間に、やっちょおう」何故か雲も垂れ込めた黒い雲から薄い雲に・・期待・・なんとか木を運び室内での準備完了。あと1時間したら生徒が来るとまずは一安心。気が付いたら伐倒準備の8時ごろから準備完了まで雨は降らず・・降水確率午前70%午後60%・・出来るじゃん、しかし、午前中一クラス・午後一クラスの予定なので、午前中はしょうがないか・・と空をうらめしく眺めながら気持ちも準備。


時間になれば生徒がばらばら体操服に着替え集まってきました。4班に分かれ、最初に高橋隊長の挨拶と本日のねらい趣旨説明、その後、前回の復習、5月の調査でやったことわかったこと、そして、どんなことを感じたか思い起こしてもらい、玉切り体験へ。まず、


ヒノキの先端を中央に立て、その周りに生徒が立ち、木の代わりをしてもらいその中を中央のヒノキが倒れる。すると・・みんな想像して・・そこに空間が・・光が入ってそこの植物が育って・・というすこし演劇じみたことをして感じてもらいました。


次は、玉切り4班に分かれ班ごとできゃ〜きゃ〜言いながら頑張って切ってもらいました。「いい香りがする」「皮がむけるよ」などなど、しばらく観察。年輪も数えました。「年輪の幅が違うね・・」「皮をむいたら水が出てきたよ・・」「なめてもいいかな・・」などなど。


高橋隊長の年輪講座。木はどのように成長するのか、光合成(ならったでしょう)根っこは・・などなど。そして、次に世界の森林事情。日本の森林は貴重です。先祖から受け継でいるこの森林をみなで守り育てようと。話は続きました。


次に今、みなさんにできることワークショップ。B紙いっぱいにポストイットをつかい班ごとに意見を出してもらいました。それを、各班発表。「まず、お父さんお母さんに家へ帰ってら話す」「学校林でやったことをNHKを読んで取材してもらい広げる」「木でなにか作ろう」「不二聖心ブランドを立ち上げ売ろう」「学校の食堂を木で創ってもらおう」「インターネットで流そう」などなど若者らしい楽しい話がいっぱい出ました。


最後に高橋隊長が「植生遷移」森林は600年〜800年と生きて行く、人間の単位ではかってはいけない。地球という奇跡の星の中で生存した私達も奇跡を大事にしてほしいと締めくくりました。 これらを授業二駒(80〜90分で)行いました。生徒はどんなことを感じてくれたでしょうか。スタッフのおじさんたちは不安ながら少し満足して帰ってきました。

 

 

(西川早人)  

 

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